島崎山林塾企業組合

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複層林

どうも、組合員のKですm(_ _)m

皆さん、複層林ってご存知ですか?
一般的な日本の人工林は一斉に植林しているケースが多いので、どの木の樹齢も同じになります。これを単層林と呼びます。
これに対して、樹齢の異なる樹木で構成された山林のことを複層林と呼びます。
天然林の大半は複層林なのですが、人工の複層林は伊那界隈ではわりと珍しいんです。
そして現在当組合ではこの珍しい人工の複層林で作業させて頂いております。

今回作業している複層林の詳細は下記の通り

樹種樹齢樹高
上層木カラマツ約70歳約25m
下層木ヒノキ約30歳約12m

写真を見ると分かるように、上層の巨大なカラマツによって下層のヒノキの生育が阻害され始めています。
というわけで今回のミッションは『下層のヒノキを傷めずに上層のカラマツを伐採する!』です!
これ、実はめちゃくちゃ難易度が高いんです・・・
上層木をそのまま伐採すると、下層木の多くがその下敷きになって痛んでしまうんです。
複層林は上層木を全て収穫(伐採)しても下層木が残るため、森林のもつ公益的機能を維持させることができるというメリットがありますが、上層木を伐るのがとにかく難しい。
せっかく育ってきた下層木を傷めるわけにはいきません。

そこで今回は『必殺、木登り枝落とし作戦』を決行しました!
この作戦はとても手間が掛かりますが、上層木の枝が無くなってしまえば伐採する際の下層木を傷めるリスクが激減するのです!!
写真の右隅に写っているのが枝落とし前のカラマツで、枝を落とすと左側に複数本写っているような棒状になります。
こうなってしまえば伐採はお茶の子さいさいです♪

伐採作業の途中経過はこんな感じ。
写真左側の暗っぽいエリアが伐採前で、右側の明るくなったエリアが伐採後。

めちゃくちゃ手間は掛かりましたが、下層のヒノキを傷めずに上層のカラマツを伐採することができました♪

作業後

以上、複層林でした。

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